2022/7/5
ありがとう幼稚園
「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり」これは有名な平家物語の冒頭ですが、諸行とは、すべてのもの。無常とは常が無いということで、続かない、かわらないものはないということです。ですから、諸行無常とは「すべてのものは続かない」、形あるものいつかは壊れる・・・。という意味です。
すべてを包みこんで毎日、毎年、たくさんのお友達を迎え、送り、思い出が詰まった園舎も、いつまでもそのままの形であり続けることは難しく、そしていつかはそこを離れないといけなくなる日が来ます。ピンク色の白雪姫の園舎は歴史と共にみんなと一緒に年齢を重ねてきました。
6月29日、みんな揃っての登園最後の日。「ありがとう幼稚園」の会をしましたよ。たんぽぽホームさんの黒板に描かれたありがとうの木に職員やお友達、保護者の方のありがとうのメッセージが書かれたハートの花が満開です。
それをみんなで見ながら副園長、園長のお話を聞きました。そしてみんなで「ありがとうの花」を歌いました。涙ではなく、笑顔で「ありがとうございました!」を伝えました。
「隣にいるからね。」のメッセージの通り、これからは隣で、今までのようにこれまでと同じように歴史は続いていきます。だから、これからも見守っていて下さいね。
保護者の皆様、あたたかいメッセージをありがとうございました。お友達が気持ちを込めて、内容や書いた時のお話をしてくれながらハートの花を咲かせてくれました。
この日は園舎ともう一人、ありがとうを伝えました。まや先生です。お腹の赤ちゃんも元気に登園してくれてありがとう!「元気な赤ちゃんを産んできますね!」とご挨拶をするまや先生にみんなも「赤ちゃんのお顔見せて下さい!」「楽しみにしています!」と嬉しそうに応えていました!(^^)!
この後はみんなでお掃除をし、自分のお道具箱のお引越しをお手伝いしてくれました。
たくさんのありがとうとともに、バトンタッチです。