待ちに待った運動会

平成30年10月吉日
徳育学園くたに幼稚園
園長 西田昌幸
   教員一同

 清々しい秋晴れが続き、赤とんぼも群れをなして飛んでいます。いよいよ待ちに待った運動会が近づいてきましたね。子供さん達は、毎日、楽しみながら競技やリズムの練習に励んでおります。学年が上がるにつれ、各々が目標を掲げ、努力する真剣な表情…。出来るようになったときの喜びの表情…。又、お友達と努力する姿、悔し涙を流す姿…。私達保育者も、子どもさん達と一緒に歓喜し、共感し、成長発達を見守っています。

 また、種目を発表するだけでなく、子どもさん達は、自分達の発表するステージ作りもしています。「石があったら、転んだとき痛いよね。」「草を抜いてキレイにしてお家の人を呼びたいね。」毎日進んで、石拾いや草抜きをする子どもさん達。「10個拾ったよー!」と年少さん。「僕は100個も拾ったんよ。」と年長さん。このような異年齢での、面白い会話も聞こえ、石拾いも数遊びとして貴重な学習になっています。

 自分達が主役の発表する場、自分達で作り上げたステージ。当日、フィールド内に第一歩を踏み入れるのは、主役である子どもさん達であって欲しいと思います。

 子どもさんは、私達大人や小学生のお兄さんお姉さんを観て、真似(模倣)して成長していきます。しかし、それが悪いこと(食べ歩きや、危ない場所に登ったり。)であっても真似をしてしまうかもしれません。そんな時は、周りにいる大人がみんなで注意を促しましょう。そして、自分のマナーも振り返って見てください。大人ができていないことを子どもさんには注意できませんね。ルールを守って、子どもさん達が一番輝く素晴らしい運動会をみんなで作り上げていきたいですね。

 入園、進級からはや7ヶ月が経ちました。当日は一人ひとりの子どもさんが成長していることに涙を流し喜んでいただけることと思います。自分のお子さんだけでなく、「あぁ、こんな小さい頃もあったなぁ。」「大きくなったらこんなことができるんだなぁ。」と、他ホームさんの発表にも目を向け、子どもさん一人ひとりが競技に集中できるようにご協力をよろしくお願いしたします。




18/10/12
教育人としての使命・責務

今の日本人は知識や能力はあっても、成熟した人間が足りえていない。
◎成熟を妨げている要員として
要求することだけを教え、奉仕(勤労、労働する喜び)を教えなかった戦後教育、平和や民主主義を達成された永久不変のように見なす風潮がある。そして現実には様々な問題があると認識した上で行動を決定するのが成熟という事です。
教育には・・・未来に夢と期待を抱くことができ、なお、現実の姿をも学んでいく日々、夢と感動の物語がある。     曾根綾子 読売新聞H13.1.23(水)

時代、社会が変わろうとも、基礎・基本・原理・原点をよく熟慮し、自らの人格形成、人格向上に努め、集団でしか学習できないこと、子どもの人間形成や社会生活に必要な知識の付与という日本でもっとも大きな社会的使命が教員にはあると思います。
そうした使命感に基づき、取り組むべき子どもに対する責任を個々の教員が自覚することから教育改革が始まると私は思います。

環境によって人は育つ  環境は人を創る

子どもが学校や外から帰ると必ず「お母さんは?」と言って母親の所在を聞く。おじいちゃん、おばあちゃんが、「お母さんは家庭の太陽だから・・・」それを聞いた母親、子どもはとても安心、生きがいを感じるしお年寄りを尊敬、感謝の念がある。
永く生きてきた人生の大先輩の含蓄深いことばは味わいがある。




18/10/12
調べる学習

くたに幼稚園 園長 西田昌幸

 桃太郎は一体どこの話なのだろうか?
桃から生まれた桃太郎が犬、猿、雉(きじ)を連れて、鬼ヶ島の鬼を退治する昔話だが、誕生地は全国に22ヶ所もあるそうだ。

 「『桃太郎』は「いい子」だとばかり思っていたので「怠け者」の桃太郎と聞いた時にはビックリしまし同時におもしろいと感じました」 茨城県茎崎町の小学5年、阿部潤さんが図書館で桃太郎話を探して読み比べてみると一つとして同じ話はなかったという。

 3年の時に読み比べた18話に、32話を加えて50話を比較分析した。
桃が流れてくる音、桃太郎の産声、性格、鬼退治の方法、などを克明に分類した。同級生110人にアンケート調査をして『桃太郎比較研究』をまとめ第5回『図書館を使った”調べる”学習コンクール』(図書館の学校など主催)に応募した。その出来栄えに「驚くほどの理論性、蓄積性があり、大学生も及ばない段階に達してた」と審査委員たちは感嘆した。

 「全国の小学生や学校にあまりにも卓越した作品を示すことになる」との声が出るほどで、審査委員特別賞に決まった。
「この研究をやってみて、昔話に限らず、『知っている』と思っても、実はもっと奥が深く知らない事がたくさんあるのではないかと思いました。『知っているから』と手をのばさないのではなく、いろいろなことに興味を持つことは大切だ!!と感じました。」

 研究結果をまとめた阿部さんの感想を拝見して、教育の深淵さと『調べる』学習、継続は力なり。日々努力することの大切さを学びました。表彰式での阿部さんはあどけない小柄な少女だったという。また、あとがきとして、上位入賞者のほとんどが少女であった事も申し添えておきます。

 平成13年4月より新学習という要綱により『調べる』学習が加えられました。




18/10/12