☆ ふるさと合唱 ☆

さあ、お友達やお家の方皆さんで一緒にふるさとの歌を唄いましょう。

ふるさと
作詞/高野辰之
作曲/岡野貞一

兎(うさぎ)追いし かの山
小鮒(こぶな)釣りし かの川
夢は今もめぐりて
忘れがたき ふるさと

如何(いか)にいます 父母
恙(つつが) 無しや友垣(ともがき)
雨に風につけても
思い出ずる ふるさと

志(こころざし)を 果たして
いつの日にか 帰(かえ)らん
山はあおきふるさと
水は清き ふるさと

3月11日 くたに幼稚園での避難訓練を終えて園長は出張に出かけました。14時46分 私達は衝撃を受けました。テレビで見るのはまるでSF映画の様な光景・・・・・・あまりの衝撃に言葉が見つかりません。これは本当に私達が住んでいる日本なの?信じられない。・・・・・・信じたくない。頭が真っ白になりました。園長は大丈夫だろうか・・・・・・と職員と子ども達で案じていました。

地震、そして津波・・・・・・一瞬にして幼い頃からの思い出のアルバムや絵本、最も大切な家族・・・・・・「ふるさと」が失われてしまったのです。
今日、こうして私達がお友達やお家の方と一緒に夏の祭典を迎えられること一緒に過ごすことができること。こんなにも幸せなことなんですね。
少しずつ復興へ向かっている被災地。再び「ふるさと」で笑顔で過ごせることを願って・・・・・・私達にできること。みんなの元気な歌声で東北へエールを送りましょうよ。




11/07/28
一粒万倍の法則

いつものように、みんなで「いただきます」をし、子どもたちはお箸を持って昼食を食べ始めました。何分かした後、S君は何かを思い出したように、

「みんな~!ご飯最後までピカピカに食べんと目が潰れるけん、ちゃんと食べるんよ!!」

と、みんなに伝えまたご飯を食べ始め、S君は米粒一つ残さずに完食し、「美味しかった。」と満足そうな様子でした。私は、”目が潰れる”という意味が分からす、S君に、「目が潰れるって、誰に教えてもらったの?」と聞くと、「お母さんとばあば(祖母)がいっても教えてくれるんよ!」と言っていました。私はやはり、どうしても気になり、その日の連絡帳に、S君の出来事を書くと、次の日S君のお母さんから返事が返ってきました。

「我が家では、”米を残すと、目が潰れたらいかんけん、ちゃんと食べなさい。”と最後の一粒まで残さず食べるように教えています。私も昔から聞いていた言葉で、あまり深く考えた事がなかったのですが、目が潰れるといっても、”心の目が潰れるという事で、お米が作られるまでの全て(作ってくれた農家の方や太陽・水の恵み)に感謝する心の目、その物がどんな命を持っているか本質を見抜く心の窓が曇らないよう”という事だそうです。私も深い意味も知らず言っていたので、気になり、インターネットで調べてみました。昔の人の言葉には、深い意味があるんですね。」との事でした。

 私も、幼い頃に、「お米は百人の神様がいる」という話は聞いた事があります。百人といっても、苗から稲になるまでの自然の恵みや、お百姓さんのご苦労などたくさんの思いが込められているという意味だと解釈しています。

 私は、保育者として、子供さん達に食べる事の大切さや楽しさ、また食べる事のできる幸せ、感謝を伝えていく役割もあると思います。

 今回S君のお母さんのお話を聞いて、改めて食育の重要さが分かりました。




11/07/28
~穂積隆信先生の絵本の読み聞かせを見て~

先日は、くたに幼稚園へようこそいらっしゃいました。
突然の訪問にとても驚き、ドキドキしている私をよそに子どもさん達の大好きな園長先生が、いつもと違った格好(スーツ姿)をしていることや、お客様がいらっしゃったことがとても嬉しく、すぐに園長先生や穂積先生のそばに集まっていましたね。
絵本を読んで下さるということで、急遽、私の好きな絵本の1冊をお渡ししました。渡した後に、しまった!と思いました。テレビの世界では時代劇などで活躍されている穂積先生にえらくかわいらしい内容の絵本を渡してしまったと・・・・・・もっと仙人とかおおかみが登場する物の方がよかったかなと・・・・・・。
それでも、子どもさん達と一緒にワクワクしながら二階へあがりました。
「今から絵本を読んでくれるからね。」という先生の言葉かけに子どもさんの期待も高まります。

「真っ白なねきれが空からふってきたんですよ。」
抑揚のある独特な声にまず子どもさん達は惹きつけられました。『絵本を見る』といってもいつもとは何か違うぞ!と、感じたようで興味津々に身を乗り出す子もいました。
絵本をまるで台本のようにしていつも私達が使っているホールがミュージカルの素晴らしい舞台のように変身しました。動きがあり、笑いがあり、特に聞き手との対話があり、絵が見えない時は穂積先生の動きや声、言葉によってより想像が膨らみました。
ウサギさんのワンピース。ワンピースの模様が変わるたびに「私に似合うかしら?」とウサギさんは言います。すると、中には「似合わん!」という声も聞こえてきました。私がこの本を読んだ時も「似合わない」というお友達もいました。その時、私は絵本を読み終わった時に、「ウサギさん、みんなに似合わないっていわれてどんな気持ちがしたと思う?」と、問いかけました。私の心の中には、たぶん『みんな』が優しい心を持って欲しい!似合わないなんて言わないで!という気持ちがあったと思います。
しかし穂積先生の「似合う」っていうお友達もいるし「似合わない」っていうお友達も色んな感じ方があるね。という言葉を聞いて、私は自分の考えやこんな人になって欲しいという勝手な思いを子ども達に押しつけていたように申し訳なく感じました。一人ひとり感じ方は違います。一人ひとりの感性やつぶやきを大切に育て、磨いてあげたいなと思います。
それでも、ウサギさんが傷つくんじゃないか・・・・・・という思いも私は捨てきれません。そこで、「似合わない」→「じゃあどんな模様のワンピースが似合うだろう?みんなで考えてみよう。」と、一人ひとりに思い思いのワンピースを絵で表現させるなど、子どもさんの言葉から保育に幅を持たせ新たな子ども達の発見へと繋げられるような技術が私達保育者には必要だと感じました。
今回、絵本を読んでいただき子どもさん達はお部屋に帰ってからもまだまだ興奮冷め止まず「楽しかった!」と、目をキラキラさせていました。私も読み方(テンポ、抑揚、間合い、声色など)や、聞き手への配慮、そして相手を魅了するという穂積先生の読み聞かせにとても感動しました。
くたに幼稚園でも幼いころからの感動体験を大切にしています。でも、子どもが「感動した」という言葉を使うことは滅多にありません。今日の体験を通して子どもにとっての「感動」とは心から「楽しい!」と感じられることなんだと改めて感じました。さすがは、数多くの舞台を経験しお客様を魅了できる名俳優の穂積隆信先生ですね。4月から入った間もない子どもさんもとても感動し印象記録として、今でも残像に残っています。子どもさんの心と脳に優しく染み渡り、私も保育者として学ぶところがあり参考にしたいと思います。
お忙しい中、子どもさんや私達に感動を与えて下さり本当にありがとうございました。




11/07/28
命の絆

 先日、年長児と共にバスで大友山へ行きました。子どもたちには『ヨモギ摘み』に行くと伝えての移動教室の一環でしたが、保育者側の思いとして子どもたちに学んでほしいことは、自然の中で実際に植物に触れ、ヨモギを摘むということだけではありませんでした。

 つい先日、幼児の水難事故が松山市内で起こり、8歳つ3歳の子が命を落としました。同じぐらいの年齢の子どもたちを預かる保育者の一人として、他人事ではないニュースで、大変ショックを受けました。そのことを踏まえ、大友山のヨモギを摘む場所のすぐ側にある池を利用し、水の大切さや恐ろしさ、危険さを子どもたちに伝えるというのが、今回『ヨモギ摘み』と題した移動教室のねらいでした。

 29名の子どもたちがヨモギを摘む中、園長先生が細長い長方形の木の板を持って子どもたちを呼びました。半分に分かれ、園長先生の水についてのお話に子どもたちは耳を傾け、目を向けていました。浅く見える池。でも、実際は一番背の高い子どもの頭まで浸かってしまうほどの水深でした。そのことを、板を水にしずめ、水に濡れたところまで池は深さがあるということを園長先生が教えてくださり、子どもたちは聴覚だけでなく視覚からも学んでいました。(環境教育及びサイエンス教育)お話だけで、「池や海は危ないけん、一人で行ったらいけんのよ。浅く見えても、実はとっても深いんよ。」と伝えるよりも、実際子どもたちに分かるように、物を使って説明し理解させることは、子どもたちの頭にも心にも強く残った体験であり、保育者も学びを共有できた時間であったと思います。また、どうして池が深いと危ないのかということ、息はどこでしているのかということ、鼻と口をつぶるとどうなってしまうのかということ、子どもたちは自分たちで考え答えを見つけ、学びにしていました。実際、園に帰ったあと、ヨモギの葉を子どもたち全員でちぎっている時も、「川は危ないんよね。」「つるつるすべって、のぼれんのよね。」「頭では息できんのよね。」との呟きも聞こえました。

 私たち保育者にとって、子どもの命を守るということは何よりも大切な使命です。しかし、子どもたちには、自分の命は自分で守るということも学ばせる必要があるのだということを、私は今回の移動教室で改めて学ぶことができました。守ってもらうだけではなく、自分で何が危険か認識することや、お約束事の意味をしっかり理解させること(することができる)は、成長するにつれて必要になってくると思います。今回子どもたちは、楽しい『ヨモギ摘み』の中で、植物や生物への興味を深めただけではなく、交通ルールや水の大切さはもちろんのこと、水によって何が危険であるかを学び、また命の大切さを知るということができました。楽しみながら学び、自分の聴覚・視覚から学び、子どもたちにとっても、私にとっても、心に残る移動教室になりました。




11/07/27